イース エターナル イース クロニクル ワンダラーズ フロム イース イース フェルガナの誓い イース 失われた砂の都ケフィン イース ナピシュテムの匣 イース・オリジン

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『イースシリーズ』(Ys series) は、日本ファルコムが手掛けている日本製アクションロールプレイングゲーム (ARPG) のシリーズ。 シリーズ第1作となる『イース』 (Ys I) の発表当時、ロールプレイング (RPG) は難しさを競う時代であった。難しい謎を自力で解く事こそがゲームの楽しさであり醍醐味であった。しかしその一方で、難しさに音を上げてゲームを楽しめない人もまた多く存在した。そこに目をつけたのが『イース』である。「今、RPGは優しさの時代へ。」をキャッチコピーとし、誰でもクリア出来る事(クリアする楽しみ)を売りとして発表された。 とは言え、謎が一つもなく、ただクリア出来るだけではゲームとしてつまらない。そもそもクリアの楽しみとは、到達感であり、何の苦労もなければ到達感は得られない。そこでファルコムはこの相反する欲求を両立するため、「誰でもクリアは出来るが簡単にはクリア出来ない」、「優しいけれども易しくはない」と言われる、簡単には分からないが少し考えればわかる絶妙なゲームバランスを提示する。このことはゲームの楽しみが難しさだけではない事、またゲームバランスという概念の重要さを知らしめ、その後のゲーム(特にRPG)に一つの大きな転機を与えたとして高く評価されている。 また、ゲームミュージックのクオリティーの高さに定評のあるファルコムの中でも『イース』の曲は評価が高く、特に古代祐三の手がけたFM音源による『イースI』と『イースII』の曲については、その後のゲームミュージックのあり方を変えた作品のひとつとして高く賞賛される。 ドラスレシリーズのゲームデザイナーである木屋善夫の下で厳しいスケジュールと要求に参っていたグラフィッカーのイース山根ともおが、ディレクション・ゲームデザイン・メインプログラム担当の橋本昌哉とシナリオ担当の宮崎友好の2人に合流して『イース』の開発が始まる。 当初の企画内容は『I』と『II』の両方を含むものであったがディスクが予定枚数に収まらないことと、スケジュール的に間に合わないことから、急遽最終面としてダームの塔を付け加えて発売されることとなり、それゆえに最終面のダームの塔はレベルアップの要素が全くなく、単なるアクションゲームとして出来上がっている。 なお『I』が作られた当時、日本ファルコムでは『ザナドゥ』がメイン商品であり、この制作者である木屋がスタープログラマー・ゲームデザイナーであって、橋本と宮崎は決してメインとは言える状況にはなかった。この為、「後の伝説はともかく『I』が売れなければ『II』は作られなかっただろう。」との旨を当時のスタッフが語っている。しかし当時の夏休み商戦に向けて発売されされた事が当たり、完成度の高さと絶対的な信頼と人気を誇っていたファルコムのブランドから発売されたことがあいまって大ヒットし、後編部分にあたる『II』の制作が決定する。 だが『II』の開発終了直前には、主要スタッフとファルコムの亀裂はきわめて大きくなっており、『イースII』のマップデザインやキャラクタデザイン、さらにマニュアルイラストレーションなどを担当していた都築和彦の離脱を皮切りとして、音楽担当の古代祐三などスタッフは次々と日本ファルコムを離脱していくこととなる。 『II』を完成した橋本・宮崎は『イース』ではないつもりで『イースIII』を企画するがシリーズの続投を決めたファルコムは『イースIII』へと内容の変更を要求する。これが一因となってか橋本・宮崎に加え倉田佳彦の3人が『イースIII』完成直後にファルコムを離脱。さらにグラフィックスの中心であった山根は『スタートレーダー』完成直後にファルコムを離脱し、以降のファルコムに残るオリジナルスタッフは大浦孝浩と桶谷正剛、音楽担当の石川三恵子のみとなった。 この山根・橋本・宮崎の3人が離脱する前後に開発が決定したのがPCエンジン版の『イースI・II』である。山根はPCエンジン版の開発を当時の「マル勝イースPCエンジン」のライターから聞きこんで『I・II』の開発に加わり、助言やグラフィックの作成を行っているが、イースファルコムとの関わりからスタッフロールにはペンネームの天城秀行の名前で記載されている。 PCE版『イースI・II』・『イースIII』を開発・販売したハドソンが『イースI・II』の続編開発をファルコムに求めた事から『IV』の開発が始まる。しかし当時のファルコムは『風の伝説ザナドゥ』の開発が始まり『イース』を開発する余裕がなかったため、ファルコムは原案シナリオと音楽だけを制作し、そのシナリオを元に家庭用ゲーム機へのファルコム作品の移植を行なっていた各社が独自にゲーム開発を行なう事となる。また、唯一のイースオリジナルになり得た『IV』として、ファルコムとセガが設立した合弁会社セガ・ファルコムがメガCD用に『イースIV -MASK OF THE SUN-』を開発していたが、長い期間発売される気配がないまま、開発中止の決定と共に会社も清算された。このためファルコム自身が開発した『IV』はなく、オリジナル作品はPCエンジン向けのハドソン製『イースIV-The Dawn of Ys-』と、スーパーファミコン用のトンキンハウス製『イースIV -MASK OF THE SUN-』の2作品となっているが、ハドソン製『IV』のシナリオが『イースI・II』の流れと矛盾する流れを汲んでいるとされ、よりファルコムのシナリオ原案に忠実なトンキンハウス製がオリジナルに近いとされており、いまだにイースシリーズにおける『IV』の存在は混乱を招いている。 『V』でファルコムの開発に戻り、自社参入したスーパーファミコンで発売するが不振に終わる。 『リバイバルザナドゥ』から始まった自社作品のMicrosoft Windows向けリメイク路線の中、『イースI』・『イースII』のリメイク『イースエターナル』・『イースIIエターナル』が大成功を収める。 2003年に『V』以来8年振りとなる新作『VI』が開発される。3Dの採用等とシステムが全面的に変更され、過去のイース設定の再定義を含める形で世界設定にも大きく手が加えられた。以降の作品はシステム・設定共に『イースVI』で出来た物をベースとしている。 シリーズタイトルとなっている『イース』は元々、『I』と『II』で謎が解き明かされていく古代王国の国名であり、『III』以降の作品に直接的な関わりはない(この為『III』は発売当初、メインタイトルを『WANDERERS FROM Ys』(イースよりの放浪者)とした上で『YsIII』を副題として扱い、外伝的な扱いで発表されている。)。そこでイースを舞台としていないものであってもタイトルが『イース』である事の理由として、「シリーズナンバーは最初の冒険であるイースの冒険日誌から数えて何冊目かを表す番号である」との設定も用意されたが、上記の通り『III』と『IV』は順番が逆となっており矛盾が生じている。 現在では長期化したシリーズではタイトルと内容が一致しない事も多く、この『イース』もイース王国を舞台とした作品に限らずにアドルの冒険譚を扱ったゲームシリーズの名前として広く受け入れられている。 なお、イースという言葉のオリジナルはフランスのブルターニュ地域圏に伝わる伝説の都市「イス」の別称である。『イースシリーズ』はこの伝説をそのままゲーム化した訳ではないが、『I』と『II』の舞台となったエステリアの位置は現実世界に照らし合わせるとイスがあったとされる位置に近く、また海中と空中と言う差はある物の消えた都市を扱うなどと、モチーフの一つとして利用された事が推測される。 『イースI』(-ワン、Ys I)とは、日本ファルコムのアクションロールプレイングゲーム (ARPG) 、イースシリーズの第1作目。オリジナルの正式販売タイトルは単に『イース』。続編となる『イースII』 (Ys II) の販売が当初から決まっていたため、早い時期から『イースI』と呼ばれていた。リメイク作には正式にタイトルナンバーが入っている物もある。 リメイク作品として、単独の『イースエターナル』 (Ys ETERNAL) 、『イースエターナルVE』 (Ys ETERNAL VE)・『イースI 完全版』(Ys I COMPLETE) ・『イースI VE』 (Ys I VE)・ 『イースDS』の他、『イースII』と一本にまとめられた『イースI・II』 (Ys I・II) 、『イースI・II 完全版』 (Ys I・II COMPLETE) 、『イースI・IIエターナルストーリー』 (Ys I・II ETERNAL STORY) がある。単独の物については下記、『II』とまとめられたものについては『イースI・II』
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