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テイルズ オブ シリーズ
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テイルズ オブ シリーズは、ナムコ(現バンダイナムコゲームス)より発売されているRPGシリーズである。開発は主にナムコ・テイルズスタジオによって行われている。 発売元による正式の呼称は「テイルズ オブ シリーズ」であるが、一般的には「テイルズ」「テイルズシリーズ」等とも呼ばれる。各作品の略称は、口頭では「テイルズ オブ (the)」を抜いた呼び方で、書いて表記する際は、前者と同様、または「○」「TO○」(○には頭文字が入る)とも略する。 『テイルズオブイノセンス』(Tales of Innocence)は、バンダイナムコゲームスから2007年12月6日に発売されたニンテンドーDS用のRPGソフト。 テイルズオブシリーズのマザーシップタイトル(本編)9作目。略称は「テイルズ オブ シリーズイノセンス」、もしくはタイトルの頭文字をとって「TOI」。テイルズ独特の固有ジャンル名は「想いを繋ぐRPG」。 テイルズオブシリーズでは初のレーティング審査B(12歳以上対象)の作品となる。また、本編作品で主人公の声優が女性というのも今作が初めてである。 ゲームシステムやプレイ時間、ボイスの少なさなどから厳しい評価が多かった『テイルズオブザテンペスト』の反省として、今作はボイスやムービーなども従来のシリーズ同様多く収録している。 予約特典は「ボイスアドベンチャーDVD」。DVDにはボイスアドベンチャー「テイルズ オブ シリーズレアバード★アドベンチャー ?テイルズユニバース危機一髪!?」と高解像度フルアニメーションOPムービー、ボイスアドベンチャー出演声優インタビュー、『ラタトスクの騎士』のプロモーションムービーを収録。 た、DVDにはトレーディングカードゲーム「テイルズオブマイシャッフル」の限定カードが封入されている。 タッフの大舘隆司と稲垣武俊がセンサス兵の群集としてキャストクレジットされている。 本作の戦闘システムは、「DS-LMBS(ディメンション ストライド リニアモーションバトルシステム)」。これは『テイルズオブジアビス』の「FR-LMBS(フレックス レンジ リニアモーションバトルシステム)」をベースにPS2版『テイルズオブデスティニー』の「AR-LMBS(エアーリアル リニアモーションバトルシステム)」を融合したもの。さらに『テイルズオブレジェンディア』のパッシングスルーも採用されている。 『テイルズ オブ ジ アビス』 (TALES OF THE ABYSS) は、2005年12月15日にナムコ(現・バンダイナムコゲームス)から発売されたプレイステーション2用RPG。 テイルズオブシリーズのメインタイトル第8作目。略称は「アビス」(「ジアビス」)、もしくはタイトルの頭文字をとって「テイルズ オブ シリーズTOA」。テイルズ独特の固有ジャンル名は今作では「生まれた意味を知るRPG」。「シリーズ誕生10周年記念ソフト」として発売された。 The 9th CESA GAME AWARDS FUTUREを受賞し、その後日本ゲーム大賞2006優秀賞を受賞した。 キャラクターデザインは藤島康介。スタッフは『テイルズオブシンフォニア』を担当したテイルズ オブ シリーズメンバーで構成された。本作の最大の特徴として、世界観に「音」が深く関わっている。このため、本作では従来のシリーズ作よりも音楽の比重が増している。そのことは本作のジャンル名「生まれた意味を知るRPG」が、主題歌「カルマ」の歌詞の1節から採られていることからも判る。なお、BGMの一部はBUMP OF CHICKENの藤原基央が手がけている。10周年の肩書きにふさわしく、内容は全シリーズ中でも完成度の高い部類に入る。藤島の描くキャラクターの人気もシリーズ中で高い。公式HPでの第3回人気投票で本作のキャラクターは、ベスト5に3人、ベスト30には8人ランクインしている。 『シンフォニア』で導入された3D技術が向上し、前作で問題視されていた演出面、カメラワークも過去シリーズと比較すれば派手になっているが、製作期間が約1年と短く、さらに早い段階で詳細な発売日が決まっていたため、調整不足で見切り発売されたようで、バグ(操作で進行不可能になるものや、他に保存したセーブデータがないと最初からやり直しになる場合もある)や誤植が非常に多い。 予約特典はDVD『テイルズオブファンダム外伝』 米国版は2006年10月10日に発売。OPテーマがインストゥメンタルの「テイルズ オブ シリーズカルマ」に変更され、一部キャラクターに新技が追加されるなど、日本版にはない新要素がみられる。 2007年6月28日にPS2 the Bestとして廉価版が発売された。内容は通常版と同じ(通常版はゲームを始めたときに「NAMCO」と表示されるが、廉価版は「BANDAI NAMCO GAMES」と表示される)。 『テイルズ オブ レジェンディア』 (TALES OF LEGENDIA) は、2005年8月25日にナムコテイルズ オブ シリーズ(現・バンダイナムコゲームス)から発売されたプレイステーション2用RPG。 テイルズオブシリーズのメインタイトル第7作目。略称は「レジェンディア」、もしくはタイトルの頭文字をとって「TOL」。テイルズ独特の固有ジャンル名は今作では「絆が伝説を紡ぎだすRPG」。キャッチコピーは「信じる思いを力に変えて」。 開発、発売当時においてテイルズ オブ シリーズ史上最多の台本冊数とボイス総量でボリュームを誇る。 物語は遺跡船という一つの大陸を舞台に、本編である「メインシナリオ(以下MS)」全7章と「キャラクタークエスト(以下CQ)」全6話の二部からなり、定番であった世界各地を旅するシナリオはなく、街は一つしか登場しない。また、これまで藤島康介といのまたむつみが担当してきたキャラクターデザインに初めて中澤一登が起用され、音楽も椎名豪が担当するなど、現行のテイルズスタジオ製作のテイルズオブシリーズと一風変わった作風が特徴である。 本作は従来(GBA版『テイルズオブファンタジア』以降)のテイルズオブシリーズを手掛けていたナムコ・テイルズスタジオではなく、ナムコ内で新規に編成されたプロジェクトチーム・メルフェスが開発した。格闘アクションを含む内容から、戦闘システムは鉄拳シリーズやソウルキャリバーの開発に携わったメンバーが中心となっている。プロデューサーは『テイルズオブエターニア』を担当した豊田淳。 本作には『テイルズオブファンタジア』のテイルズ オブ シリーズレアバードや『テイルズオブデスティニー』の飛行竜に相当する空を飛ぶ乗り物が存在せず、ダクトというワープ装置が主な遠距離移動の手段となる。基本的には赤色をしており、街や各ダンジョンのすぐ近くに設置されているが、中にはダクトが設置されていないダンジョンも存在し、その際の移動は徒歩に限られる。 ダンジョン内には緑色をしたダクトが設置されていることがあり、これを初めて起動させるとパズルブースに繋がる。ここではブロックの移動やソーサラーリング(本作ではパズルブース内でしか使用しない)を駆使したパズルの解読が必須となり、解読できるまで脱出は不可能。プレイヤーが解けないときは仲間キャラクターに解いてもらう選択も可能である。 どのダクトも一度起動させれば以降は自由に使用できるようになる。 『テイルズ オブ リバース』 (Tales of Rebirth) は、2004年12月16日にナムコ(現・バンダイナムコゲームス)から発売されたプレイステーション2用RPG。2008年3月19日にはプレイステーション・ポータブルに移殖された。 テイルズオブシリーズのメインタイトル第6作品目。略称は「TOR」または「リバース」。テイルズ独特の固有ジャンル名は「君が生まれ変わるRPG」。キャラクターデザインはいのまたむつみ。 異なる人種間の「対立」や「差別」、「共存」をテーマにしており、タイトルの「rebirth(再誕)」は「人間関係や種族関係の再構築」という意味合いで付けられた。 戦闘システムは従来のシステムのラインを3本に増やし、2Dでありながら戦闘フィールドを立体的に表現した「3ラインリニアモーションバトルシステム (3L-LMBS) 」。 テイルズオブシリーズでは一貫して戦闘システムに「リニアモーションバトルシステム (LMBS) 」を採用しており、作品ごとに独自の改良・工夫が施されている。LMBSの基本システムに関してはこちらを参照。 本作の「3ラインリニアモーションバトルシステム (3L-LMBS) 」では、従来は1本だった移動の軸となるラインを3本に増やし、戦闘フィールドの「奥行」を表現している。各々のキャラクターはライン上での前進、後退、跳躍による「前後上下」の動きに加え、ラインを乗り換える「手前から奥へ、奥から手前へ」と言う3次元的な移動が可能。 『テイルズ オブ シンフォニア』 (TALES OF SYMPHONIA) は、2003年8月29日にナムコ(現・バンダイナムコゲームス)から発売されたニンテンドーゲームキューブ(以下GC)用RPG。2004年9月22日にはプレイステーション2(以下PS2)用に移植された。 テイルズオブシリーズのメインタイトル第5作目。略称は「シンフォニア」、もしくはタイトルの頭文字をとって「TOS」。テイルズ独特の固有ジャンル名は『君と響きあうRPG』。また、『テイルズオブジアビス』では『響きあう物語』と表記されている。 The 8Th CESA GAME AWARDS 2003-2004 優秀賞を受賞。 GC版の発売時には、本作と連携したGC本体の限定色仕様である「シンフォニックグリーンエディション」と同時発売された。 キャラクターデザインは藤島康介。テイルズオブシリーズの中でも特にキャラクター(以下キャラ)支持の高い作品の一つとなった。また、シンフォニアチームが結成されて初めての作品ということもあり、従来のテイルズオブシリーズの作品とは作風が一線を画し実験作的要素が強いものの、「あらすじ」など本作で採用されて以降シリーズ定番となったシステムもある。 本作には『テイルズオブファンタジア』と共通する場所やキャラ、設定などが存在する。そのため、ユーザー間では「TOPの過去の世界ではないか」と噂や議論が交わされたが、画集『テイルズオブシンフォニア イラスト集』での藤島康介といのまたむつみとの会談の中で、テイルズオブシリーズの生みの親である吉積信プロデューサーが「シンフォニアはファンタジアと同じ時間軸にある話」と述べている。 テイルズオブシリーズは伝統的に「リニアモーションバトルシステム」と呼ばれる戦闘システムを採用しているが(詳細はテイルズオブシリーズ#戦闘システムを参照)、本作ではこのシステムが3D化され、敵‐味方のラインが平面上に複数置かれる「マルチライン・リニアモーションバトルシステム」(ML-LMBS)に発展した。 敵一体ごとに見えないラインが敷かれ、その上に自分のキャラが乗ると敵がターゲットとして設定され、戦闘になる。ターゲットを変えると、別の敵を結ぶ見えないラインに切り替わる。ただし、このライン上に沿ってしか動けないため、ターゲットを切り替えないと「左右」「ジャンプ」の移動しかできないという欠点もある。 また、本作では「特技」と「奥義」の中間として「秘技」が登場し、「特技→秘技→奥義」の連携が可能になった。このシステムは『テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー』でも用いられている。 『テイルズ オブ デスティニー2』 (Tales of Destiny 2) は、2002年11月28日にナムコ(現・バンダイナムコゲームス)から発売されたプレイステーション2用RPG。2007年2月15日にはプレイステーション・ポータブルに移植された。 テイルズオブシリーズのメインタイトル第4作目で、シリーズ第2作目の『テイルズオブデスティニー』の直接の続編。略称は「デスティニー2」、もしくはタイトルの頭文字をとって「TOD2」。テイルズ独特の固有ジャンル名は「運命を解き放つRPG」。 本作はテイルズオブシリーズ初のPS2作品であると同時に、初の続編作品でもある。だが、前作『デスティニー』とは開発元が異なり、設定などに食い違いが生まれた。 戦闘中の助言(または独り言)や勝利時の掛け合い、勝利ポーズの複数化、グレードシステムなど、本作で初めて導入され、後に定番となった要素もある。 ちなみに『テイルズオブエターニア』の英語版はなぜか『Tales of Destiny II』であり、その関係からか日本のTOD2の海外版は発売されていない 『テイルズ オブ エターニア』 (Tales of Eternia) は、2000年11月30日にナムコ(現・バンダイナムコゲームス)から発売されたプレイステーション用RPG。2005年3月3日にはプレイステーション・ポータブル(PSP)版として移植された。 テイルズオブシリーズのメインタイトル第3作目。略称は「エターニア」、もしくはタイトルの頭文字をとって「TOE」。テイルズ独特の固有ジャンル名は今作では「永遠と絆のRPG」。キャッチコピーは「変われる強さ、変わらぬ想い。」。 イベントはほぼフルボイスで、キャラクターは2頭身でなく3頭身。『ファンタジア』と『デスティニー』のキャラも多数ゲスト出演しており、PSテイルズの集大成ともいえる。システム的にもこの作品で1つの完成形と新たな出発点を迎えることになる。 2002年11月7日にはPS the Best、2005年12月1日にはPSP the Bestとして廉価版が発売された。 同じ世界観のオンラインRPG、『テイルズオブエターニアオンライン』(TOEO) がWindows用MMORPGとして運用されていたが、2007年3月31日にサービスを終了した。 2001年には『テイルズオブエターニア THE ANIMATION』としてアニメ化もされており、エニックス(現スクウェア・エニックス)出版のガンガンWINGよりコミックスも発売されている。著者は小池陽子。 英語版の『テイルズオブエターニア』のタイトルはなぜかTales of Destiny IIとなっており、海外での混乱を招いているようである(参考リンク)。これは著作権・商標絡みの問題であるともマーケティングからとも噂されているが、正確なことは分かっていない。また、2006年7月現在、日本で言う『テイルズオブデスティニー2』は日本以外では発売されていない。