
聖剣伝説 聖剣伝説 HEROES of MANA 聖剣伝説 FRIENDS of MANA 聖剣伝説DS CHILDREN of MANA 聖剣伝説 LEGEND OF MANA
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聖剣伝説
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聖剣伝説(せいけんでんせつ)は、スクウェア(現スクウェア・エニックス)が発売したアクションRPGのシリーズ 2005年のE3にて聖剣プロジェクトとして「THE WORLD of MANA」がスタート、COM以降の作品は「THE WORLD of MANA」のマークが表記され、精霊やマナの女神、聖剣のデザインがほぼ統一されている。 なお、1987年にスクウェアが発売を予定し、後に発売中止となったファミリーコンピュータ ディスクシステム用の横スクロール型アクションRPGも『聖剣伝説 THE EMERGENCE OF EXCALIBUR』という名前であった。登録済みであった「聖剣伝説」の商標を継承した点を除き、現在のシリーズとの関連性は無い。発売中止となったこのゲームの趣旨は同年12月に発売された『ファイナルファンタジー』第1作へと受け継がれている。 また、日本国外では『聖剣伝説3』は発売されておらず、その代わりに "Secret of Evermore" (SNES) という、同様のゲームシステムを使った作品が発売されていた。こちらは逆に日本では未発売となっている。ただし共通するのはゲームシステムの類似点のみで、この作品は聖剣伝説シリーズとしては 聖剣伝説4→(10年後)→聖剣伝説DS CHILDREN of MANA→(300年後)→聖剣伝説 PRINCESS of MANA 聖剣伝説 HEROES of MANA→(19年後)→聖剣伝説3 そのほかのシリーズは特に明記されていないが、本項で挙げる初代『FF外伝』と『新約』は『聖剣伝説4』系列の繋がりである可能性が高い。 『聖剣伝説3』では木の妖精達が常に周囲を飛び回り木となった女神の世話を焼いていたり、『LOM』では草人と呼ばれる種族を生み出して各地に住まわせたり、『1』『2』などではマナの一族と呼ばれる人々の中から選ばれた人間を拠代にして復活する事が出来る様にしている等、万が一木が枯れてしまった場合にも備えているが、毎回の如く枯れたり切られたり(砲撃により根元を残して消し飛ばされた作品もある)する災難に遭っており、聖剣伝説シリーズは彼女の木としての破壊→再生の物語でもあるといえる。 『聖剣伝説 ?ファイナルファンタジー外伝?』(-がいでん)は1991年6月28日にゲームボーイ用ソフトとして発売された。聖剣伝説1、聖剣1、FF外伝などの通称や、後述の『新約 聖剣伝説』との対比で旧約聖剣(伝説)などとも呼ばれる。販売本数約45万本。 タイトルからも分かるとおり、この第1作目のみファイナルファンタジーシリーズ(以下、FFシリーズ)のシリーズ作品としてリリースされた。チョコボや飛空艇等が登場し、魔法もケアル、ファイア、ブリザド、スリプルなどFFシリーズでお馴染みのものが使用できる。ゲームシステムとしては見下ろし型画面、画面から別画面への移動方式、パズル的要素など、任天堂の『ゼルダの伝説』に近い。なお、アメリカでは "Final Fantasy Adventure" 、ヨーロッパでは "Mystic Quest" の名で発売されていた。これはアメリカ、日本での『ミスティッククエスト』とは別物である。 伊藤賢治、石井浩一、北瀬佳範等、後のスクウェアの大作シリーズに関わるスタッフが参加している。 優れた演出・ゲーム性で今作品を聖剣伝説シリーズの最高傑作とするオールドファンも多い。また、開発当初はテニスゲームとして企画されていたという逸話がある。 2006年8月16日には、SoftBank 3G端末用S!アプリとして同名のタイトルで本作のリメイク作品が配信された。後述する『新約 聖剣伝説』とは違い、ゲームボーイ版のイメージを元にした移植になっているが、モノクロだった画面はフルカラーで作り直されている。2006年8月30日には、SoftBank 3G 905SH用S!アプリも発売開始。2006年11月6日からはFOMA903i向けメガiアプリとしても登場した。 『新約 聖剣伝説』(しんやくせいけんでんせつ)は2003年8月29日にゲームボーイアドバンス用ソフトとして発売された。日本国外でのタイトルは "Sword of Mana" 。 ゲームボーイ版『聖剣伝説』を原作としてストーリーやキャラクターを作っているためリメイク版という位置付けになるが、ストーリーを始めとする様々な部分に変更が加えられており、ゲームボーイ版とは大幅に異なる点が多い。 主人公としてヒロインを選択できるようになっていて、ヒロインの視点で描かれるストーリーが新たに追加されていることが最大の特徴。 インターフェース面では、『聖剣伝説2』以降のシステムであるリングコマンドを採用した。ただし、リングコマンド導入については『2』、『3』、『LOM』までと比べてハードの性質上ボタン数が少ない上、リングコマンドの種類が多く、必要なコマンドを開き難いという批判もある。 戦闘システムでは必殺技ゲージをヒット数でカウントするタイプに変更した。また、シリーズでお馴染みとなっている精霊を登場させ、特定の魔法を作らず、武器ごとに異なる動きをするように変更した。また、ゲームボーイ版では自動で行動していたNPCを操ることができるようになっている。 ステータスには武器・魔法(精霊)の種類に応じた熟練度レベルを追加。武器レベルの上昇は必殺技ゲージのたまりやすさに直結するようになった。魔法(精霊)レベルの上昇は、魔法攻撃の威力上昇などに直結するようになった。また、レベルアップの時には、5つの職業タイプから選択することになるように変更となった。選択によって、ステータスの上がり方が変わってくるのは同じであるが、タイプの選択の回数によって得ることができる称号を追加したりしている。 新たな要素として、『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』からあった武器・防具を作成したり強化したりする工房、種を植えて果実を作る果樹園を追加。また、サボテン君のぼやきを聞くことができるサボテンハウスを追加。工房と果樹園はサボテンハウス内にある。 同社開発の『マジカルバケーション』から引き継がれたシステムとして、ゲームボーイアドバンス専用通信ケーブルを使用することで、他のカートリッジと通信(アミーゴシステム)を行うことができる。これにより、7賢者を用いた召喚魔法などができるようになった。しかし、召喚魔法を使いたい場合はアミーゴを繰り返す必要がある為、他のプレイヤーとの通信を強いられるといった批判もある。 『聖剣伝説2』(せいけんでんせつ つー)は、1993年8月6日に、株式会社スクウェアからスーパーファミコン用として発売されたコンピュータゲームソフト。『聖剣伝説』シリーズの第2作目にあたる。 「聖剣」を引き抜いてしまった少年ランディを中心に、マナの力を手に入れ世界征服を企む帝国軍と、それを阻止せんとする王国、共和国、レジスタンスとの争いに巻き込まれながらも、暴走したマナの力を封印するため世界を巡り歩く冒険の物語である。 『聖剣伝説』シリーズは、第1作目である前作は『聖剣伝説 ?ファイナルファンタジー外伝?』というタイトルであり、『ファイナルファンタジー』シリーズと関連したコンピュータゲームであったが、本作から『ファイナルファンタジー』シリーズとは独立した世界観によるものとなる。フラミーやニキータ、モティなど、本シリーズの定番キャラクターも今作から登場している。 ボス戦終了後特定のボタン操作をすると、ゲームが進行しなくなるという致命的なバグがあった。 キャラクターデザインは、主人公3人が亀岡慎一、その他のサブキャラクターは岡庭真一郎、音楽は菊田裕樹、メインプログラマーはナーシャ・ジベリ(Nasir Gebelli)、ディレクターは石井浩一、プロデューサーは田中弘道。 スタッフの異動の多い本シリーズで、本作スタッフは『聖剣伝説3』開発後、他の作品の開発の為に散会した。この作品の直系シリーズは『3』のみと言っても過言ではない。1999年発売の『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』以降、本シリーズは石井浩一を中心として新たに編成された開発チームだったり、本シリーズの元開発スタッフが設立した開発会社による外注だったり、スタッフ的な関係もない完全な外注だったり、作品ごとに開発体制が違い、チーム組織としての定まりはない。 実は、本作は最初から『聖剣伝説』として開発されたものではなく、1990年から1991年にかけて開発され、最終的には開発中止になったもう1つの『ファイナルファンタジーIV』案であり、スーパーファミコン専用CD-ROMシステム用ソフトとして改めて開発し直し『クロノ・トリガー(仮題)』として発売される予定だった作品である 画面を切り替える事なく行動を行えるようにと採用されたこのシステムは、『聖剣伝説』シリーズの象徴とも言え、シリーズ各作品に受け継がれている。 作中のBGMは菊田裕樹が担当。ただし音数に拘り過ぎて音源をSEチャンネルまで使用してしまったため、ゲーム中にアクションを起こし続けているとSEによって確実にBGMの音割れを起こしてしまう。聖剣3では音源をSEと分け減らしたため、音質では2より劣ってしまった。次作の双界儀では生音を鳴らしていた。 NTT出版からは、『聖剣伝説2 オリジナル・サウンドヴァージョン』とタイトルされた、オリジナルの音源を忠実に再現した全44曲のオリジナル・サウンドトラック盤と、『聖剣伝説2 シークレット・オブ・マナ』とタイトルされたアレンジ盤がリリースされている。 作中使用のBGMに環境音楽的アレンジを加えた、1トラック、約50分の作品。 次回作も念頭に置いた実験作だったこともあり、後に発売された『聖剣伝説3』に使われたメロディーも所々に散りばめられている。作曲者の菊田裕樹自身が手がけたアレンジだが、原曲のメロディーを大胆に再解釈、再構成している為、アレンジアルバムと言うよりはコンセプトアルバムの趣が強い作品となっている。原曲同様、現在も高い評価を得ている。ちなみに『Secret of Mana』とは、USA版『聖剣伝説2』のタイトルである。